平成28年10月29日に、乳腺をテーマに、土屋眞一先生(社会医療法人栗山会 飯田病院)と阿部英二先生(北九州市保健福祉局保健衛生部保健予防課)のお二方をお招きし、第13回熊本細胞診セミナー(熊本県細胞検査士会主催、熊本県臨床細胞学会共催)が63名の参加者のもと開催されました。
土屋先生には『乳腺病理診断で知っておきたいこと』と題して、医療訴訟関連の症例の紹介をはじめ、細胞診断の責任的立場、それに対する対策などわかりやすく解説していただきました。
また阿部先生には『乳腺細胞診の見方』と題し、良性疾患から悪性までの組織像に合わせた細胞所見のポイントを詳しく解説して頂きました。
後半では、乳腺の貴重な標本40症例を鏡検(ワークショップ)し、実際の細胞のとらえ方を勉強できたことは、今後の業務に役立つここと思われました。
セミナー終了後に開催された懇親会では、昨年を上回る33名もの会員に参加していただき、講師の先生方を囲んでたのしく有意義な時間を過ごすことができました。
この熊本細胞診セミナーは、毎年検査士会役員の会議の中でタイトルを決定しているところですが、会員の皆さんからの要望も参考にしたいと考えておりますので、是非ご要望、ご意見などありましたらお近くの役員に気軽にお寄せください。お待ちしております。